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2012年5月 8日 (火)

2012-5-7 東呉大学留学体験 3年 八野嶺太

【3年 八野嶺太】


528797_349455368443416_100001368684 【最高の台湾留学】
 私は、去年の8月から、今年の3月まで台湾の東呉大学に長期留学をしてきました。
「華語班」という、拓大生の特別クラスで授業を受けました。先生方は全員が日本語学科の先生なので、日本事情に詳しく、日本語も流暢なので、何かあったときに心強いです。
でも、授業中には日本語を禁止にしていました。メンバー間での会話も当然日本語は禁止です。日本語を話したときには、罰金を払っていました(笑)
科目は、聴解、会話、作文、読解、故事、ビジネス中国語、時事中国語、華語検定があり、
毎日、朝10時から夕方5時半までありました。

530460_349455475110072_100001368684 【寮生活~ルームメイトはみんな優しい~】
大学内の寮に住みました。8人部屋で、現地の学生と一緒に生活をします。同じ部屋に日本語学科の学生はいませんでしたが、ルームメイトみんなが私に良くしてくれました。
寮の連絡事項もわかりやすく教えてくれたし、留学生活で困ったことがないかどうかいつも聞いてくれました。ルームメイトと一緒に食事することもありましたし、ほぼ毎日出前の夜食を頼んでくれました。8人それぞれが自分のことを楽しんでいました。勉強、パソコン、電話、食事などみんな自分の好きなように生活し、寝る時間等もばらばらです。
なので、8人みんなでにぎやかに楽しむということは少なかったのですが、同室みんなで協力しながら寮生活を快適に楽しんでいました。寮生活を通して、共同生活の楽しさだけでなく、台湾人のマナーの良さも実感しました。

544988_349455205110099_100001368684 【ルーツが同じような学生ばかり】
寮はほとんどの学生が南部の出身で、方言の台湾語が上手な学生が多かったです。
他にも、香港、マカオ、マレーシアという中国語圏出身の学生も多かったです。
私は母が華人系マレーシア人(母は、中国語、福建語、広東語、マレー語、英語、日本語が話せる)なので、この環境をうまく使い、彼らと積極的に交流をしました。マレーシアの学生にはマレーシア風中国語や知ってるマレー語で話しかけ、香港やマカオの学生には知ってる広東語で話しかけ、台湾の学生には福建語(台湾語とほぼ同じ)でも交流してみました。そうしたら、彼らは私に興味を持ってくれ、すぐに仲良くなりました。カナダの華人や、韓国の学生とも友達になりました。

536777_349455618443391_100001368684 【香港の好朋友】
特に日本語学科の香港人とはいつも一緒にいました。暇があれば、一緒に遊びに行ったり、一緒に夜食を食べたりしました。日本語の質問には毎日答えてあげました。彼はまだ1年生ですが、私といつも一緒にいたので、同級生よりも日本語の聞き取りができるようになったと言っていました。嬉しいです。お互いに母語ではない中国語で話していたため、彼の母語である広東語にますます興味を持ちました。彼は、私の下手な中国語を全て聞き取ってくれました。なので1番気軽に話せた友人です。台湾に行く前は、香港人にはあまり良いイメージを持っていなく、広東語も好きではありませんでした。しかし、日本人の私に1番良くしてくれたのが、香港人の彼でした。お別れの時にお守りをくれたこと、真面目さ、礼儀良さ、ノリの良さ、お酒の飲み方などなど、彼はまるで日本人のような感じでした。

575296_349455418443411_100001368684 【マレーシアの学生とは話題が絶えない】
私はマレーシアのハーフであり、マレーシアの学生とは話題が絶えませんでした。中国語の調子が悪いときには必ず彼らと話しました。まるで母親の中国語を聞いているようだし、話題が途切れないので、自分の中国語に自信がもてるようになるからです。マレーシアの学生3人と一緒にマレーシア料理を食べに行ったのはとても楽しかったです。みんなで「懐かしい!」と言い合った瞬間、自分は半分マレーシア人なんだな~と実感し、自分もマレーシア人として彼らと接せられたことの喜びでいっぱいでした。一般の華人系マレーシア人にマレー語で話しかけると必ず「お互い華人だし、中国語で話そうよ」と言われます。しかし、彼らは違いました。私がマレー語で話しかけると、興味を持って接してくれました。さらに、「日本人の血もあってかっこいい」と言ってくれて、私と仲良くしてくれました。


394932_263434600378827_100001368684 【野球サークル~日本野球を見習う学生達との出会い~】
日本語学科の野球サークルに所属していました。メンバーは日本式の野球に憧れていて、しかも日本語を勉強してる学生しかいなかったので、とても楽しく交流ができました。
いつも野球の話か、日本語や日本についての話です。私の知らない野球選手まで知っていることにびっくりしました。そして、野球サークルのメンバーは日本語を話すのが大好きです。私が全て中国語で話しているものの、彼らは日本語で返してきます(笑) 
コーチは、日本人と台湾人の2人いました。
525840_349454641776822_100001368684 日本人と台湾人のそれぞれの良さを学生達は受け継いでいました。台湾人のコーチは、いつも「オレが日本に行ったときに習った日本式の野球や日本の礼儀を学生達に教えてる」と言っていました。彼はとても熱血で、日本語学科の野球サークルは他の学科のサークルよりも気合いを入れて野球をしていました。
日本人のコーチは、中国語が上手ですが、1年生の学生にも容赦なく日本語で話しかけます。日本語の先生として、授業以外の面でも学生に厳しくしていました。
私は、キャッチャーを任されました。指示を出さなければいけないポジションです。最初、中国語に自信もなく、積極的に指示を出せませんでした。そんな時に、日本人のコーチから「声が小さくて、メンバーに指示が聞こえてないよ」と言われ奮起しました。それ以来、間違っても良いから、ジェスチャーを交えてどんどん指示を出すようにしました。
余談ですが、メジャーに行った阪神の城島健司捕手は改めてすごいと思いました。言語や習慣が違う環境でキャッチャーをするのはとても大変です。

581156_349455308443422_1000013686_2 【サークルのみんながくれたクリスマスプレゼント】
野球サークルで忘れられない思い出があります。去年の12月24日です。この日は東呉大学の野球大会の準決勝がありました。私達日本語学科は普段の力が発揮できず、準決勝で負けてしまいました。私は優勝する気満々だったので、とても悔しかったです。でも、メンバーはみんな「日本人と一緒に野球ができて良かった」「準決勝まで進ませてくれてありがとう」と言ってくれました。サークルのメンバーは私に感謝をしてくれて、勝つことにしか考えていなかった自分が恥ずかしくなりました。この日から、交換留学でまた東呉大学に留学に来たいと思うようになりました。この希望は、彼らがくれたクリスマスプレゼントだと思っています。

427708_303584856363801_100001368684 【最高に楽しい台湾の学生との交流】
なんと言っても、1番多かったのは日本語学科の学生との交流です。まず8月5日、台湾の松山空港に着いたときから、拓大のメンバー1人1人にチューターがつきました。私のチューターは、拓殖大学に留学経験がある4年生の学生で、日本で知り合った人でした。なので、初日から意気投合しました。毎週木曜日には中国語を教えてくれました。彼は私の中国語の上達を考えてくれて、初日から全て中国語で話しかけてくれました。いつも私にわざと「お前の中国語は下手だ」と言ってくれて、学習の刺激になりました。特に、私がスピーチコンテストで優勝することができたのは彼のおかげです。練習に付き合ってくれ、厳しく発音指導をしてくれました。「大きな声で中国語を話すよう徹底しろ。それが中国語上達の近道だ」と言ってくれ、本番ではマイクを使わずスピーチができるくらい自信がつきました。
534829_349454805110139_100001368684 春節には彼の家に5日ほどお邪魔しました。爆竹を打ちに行ったり、ご両親からお年玉を頂いたり、春節料理を食べさせてもらったり、台湾のお正月を堪能させてもらいました。
春節で1番印象に残っているのは、チューターの祖父母の家に行ったことです。彼の祖父母は中国語が話せないので、初めは私が少ししか話せない台湾語で頑張って話しました。しかし、彼らは日本語をとても流暢に話せたので、ずっと日本語で話せました。台湾のご老人で日本人と同じくらい流暢に日本語が話せる人がけっこういます。

524350_349454401776846_100001368684 9月に新学期が始まってから、急激に友達が増えました。1年生から4年生まで、数えきれないくらい多くの友達ができました。毎日、いつでも話し相手がいました。
1年生は、新学期始まってすぐの昼休みに、日本語を話していた私達拓大の留学生に「中国語話せる?」と話しかけてくれ、そのクラスのみんなとはほぼ毎日一緒に昼ごはんを食べました。1年生の寮に住んでいる友達には、いつも夜に大学のキャンパス内で日本語を教えていました。入学したばかりの彼らはとにかく日本が好きで、日本人に興味を持ってくれます。私にとても良くしてくれました。日本語の勉強に付き合ったら、お菓子をくれたり、代わりに台湾語や中国語の流行言葉を教えてくれました。台湾の学生はとにかく親切です
576736_349454681776818_100001368684 3年生は、今年の3月から拓殖大学に留学する学生たちと仲良くなり、彼らの紹介でたくさん友達を作れました。日本人との交流に最も積極的だったのは3年生でした。とにかく、たくさん連絡をくれ、遊びにもよく誘ってくれました。エビ釣り、飲み会、食事会、ボーリングなどに日本人の私を混ぜてくれました。

4年生は、チューターの紹介急激に友達が増えました。さらに、拓大に留学していた学生も多く、いつも遊んでくれました。バスケットボールをよくしました。私は苦手ですが(笑)
536680_349454491776837_100001368684 そのとき、ある男子学生が女子学生の友達をバイクの後ろに乗せたり、バックを持ってあげたりしていました。その場面を見て私は感動しました。
4年生との1番の思い出は、日本語学科主催の運動会です。4年のクラスチームに参加させていただき、現地の学生と一緒にバレーボールやソフトボールなどをしました。言葉の壁を乗り越えて協力しあい、ソフトボールで優勝することができました。(私は、決勝の時だけ先生チームに入れられ、負けましたが笑) その日の夜、なんと彼らは優勝賞金を使って私達日本人にしゃぶしゃぶ食べ放題をご馳走してくれました。そこで、そのクラスのほとんどの学生と友達になりました。運動会に参加し友達が急激に増えました。

405827_10150511987369133_64011413_2 台湾の学生はみんなノリが良く、初対面でも恥ずかしがらずに、積極的に交流してくれます。なので、友達がまた違う友達を紹介してくれることの繰り返しで、どんどん友達が増え、結果的に数えきれないくらいの友達ができました。 台湾の学生は、日本語を勉強してなくても、日本のドラマやアニメを小さい頃からよく観てる影響で、簡単な日本語がわかります。また、祖父母は日本語が話せるという学生も大勢います。台湾人は、簡単な日本語を使って、私に話しかけてくれます。
日本語学科の学生に日本語を教えるときに、なかなかうまく答えられないときに、自分の母語としての日本語がまだまだであると実感します。今回の留学で、1番学んだことは、コミュニケーションの仕方です。中国語がうまく話せなくても、ちゃんと話す気持ちがあれば、相手はちゃんと耳を傾けてくれます。台湾人はめちゃくちゃ親切ですよ!!!

【台湾に行くなら台湾語!】
台湾に行って生活する場合、公用語の中国語だけで十分です。国民ほぼ全員が中国語で教育を受け、中国語がネイティブです。
480228_349454515110168_100001368684 しかし、多くの国民は台湾語が母語であり、家族や親戚とは台湾語で話しています。南部に行けば行くほど台湾語の使用率は高くなります。台北の街中では若い人が台湾語を話す光景はあまり見られませんが、ご老人はみんな台湾語を使って話しています。タクシーの運転手や、屋台のご主人が台湾語で話しかけてくることもよくあります。
「台北の人は全然台湾語使わないから、台湾語なんて必要ないじゃん」という声をよく聞きますが、そんなことありません! 台湾の中国語の中には、台湾語の語彙がたくさんあります。ほとんどの人は、中国語に台湾語を混ぜて話します。
台湾の若者とカラオケに行ってみてください。みんな台湾語の曲を歌います。台湾語オンリーのドラマは視聴率が高いです、夜市の台湾語によるマジックショーには、多くの若者が集まり爆笑しています。選挙だって台湾語の演説が多いです。
538962_349454325110187_1000013686_2 「私台湾語は下手だよ~」と言う若者も、実際流暢に台湾語を話すし、少なくとも聞き取りは完璧にできます。
台湾に留学に行くなら、簡単な台湾語は覚えておいたほうが良いです。
台湾人に台湾語で話しかけてみてください。絶対に、「おお!台湾語!」と興味を持って接してくれます。宴会の席で日本人が台湾語で自己紹介すれば必ず人気者になれます。
私の母と祖父母が福建語(台湾語とほぼ同じ)を話す関係で、私は少しだけ台湾語がわかります。
台湾の友達に、本当に簡単な台湾語を話しただけで「台湾語が話せる日本人」と珍しがられました。


577269_349454901776796_100001368684 【旅行会社でのインターンシップ】
東南旅行社さんで10日間のインターンシップをしてきました。留学中のインターンシップなので、絶対うまくいくだろうという軽い気持ちでいきました。しかし、初日の最初に「じゃあ、電話出てね!」と電話応対の仕事から始まりました。電話の内容は、ほとんどが「○さんいますか?」というようなものでしたが、職場に同じ姓の人がいたり、ニックネームで言われることもあり難しかったです。中国語だけでなく、台湾語、英語、日本語で電話してくる人もいました。台湾語は、「ごめんなさい」とか「少々お待ちください」など、知ってる台湾語で返し、職場の人に任せました。英語はどうしようもないです。。。
392560_349454978443455_100001368684 中国語圏の人の名前は英語で言われると全くわかりません。 中国語でも、聞き取れないことが多く、職場の人に任せることもありました。職場の人は非常に優しく、いつも励ましてくれました。仕事後に一緒に食事に行くこともあり、楽しいインターンシップでした。びっくりしたのが、最終日にお酒を2瓶くれた方がいたことです。本当に台湾人は優しいです。勤務中も、いろんな人からお菓子や軽食をいただきました。
最終日には、ガイド実習を体験できました。ガイドさんのお手伝いで、21人の日本人観光客を案内しました。間近でガイドさんの仕事を見させていただき、貴重な体験でした。
ガイドさんはとても流暢な日本語でガイドしていて、自分の中国語はまだまだだと思いました。とても刺激になる体験をたくさんできて、インターンシップに行ってよかったと思っています。
560690_349454211776865_100001368684 【交換留学で再び台湾に】
長期留学では毎日が充実し、一生の思い出となりました。たくさんの友達ができ、多くの体験をしました。しかし、自分の中国語にはまだ満足していません。それに、台湾の魅力にはまってしまい、また台湾に留学しに行きたいという気持ちが高まりました。
なので、交換留学で今年の9月から来年の7月まで再び東呉大学に留学しに行きます! 交換留学では、欧米の留学生との交流、国際交流イベントの参加、本科生の授業に出る、台湾語を習いに行く、野球の大会で優勝する、日本語学科の学生と日本語で交流する、南部に旅行に行く、企業に訪問に行く、華語検定の最上級に合格する など長期留学で出来なかったことをしたいです。
日本に帰国する頃には、就活が不安で仕方ないです。でも、台湾でも準備できることは留学中にしっかり準備したいです。
将来の目標は、本当の国際人になることです。 本当の国際人ってどういう人のこというのか今の自分にはまだわかりません。でも、次回の留学で必ずその答えを見つけます。

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コメント

既報済みですが、これだけいろいろなことが面白く書けていると思います。応援してます。

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